イマドキの軽自動車評

イマドキの軽自動車評を見て思うこと

 

 

某・車雑誌の「話題の新車インプレッション」的な記事で、ある自動車評論家がダイハツ・タントか何かメッチャ室内広い軽の感想をズラズラ書いた後に「しかし軽自動車を普通に運転する上で果たして本当にここまでの広さが必要なのだろうか?また既にこの車に乗っている人のうち、一体どれほどの人々がこの広さを有効活用しているのかを考えると少なからず疑問である。」というようなことを述べていました。

 

 


室内を広く使える技術自体は評価しますが、果たしてそれが軽に本当に必要なことなのか?
実用的な範囲にとどめておいた方が原材料費も下がるし、車体が小さくなれば空気抵抗が改善され安定性も向上するし、車重も軽くなる、結果燃費も向上します。
更には同じ全長ならキャビンスペースが犠牲になるのと引き換えに軽のアキレス腱である衝突安全性も若干でも向上が見込まれます。
つまりタント・パレット系の軽自動車は極論すれば軽の本質である「価格が安い・燃費がいい・小回りが利く」を犠牲にして、逆に軽最大のウィークポイントの「死にやすい」を助長させてまでして広大な室内スペースを優先させた車とも言えませんかね。

 

 


しかも顧客のターゲットが小さい子供の居る若いママやヤング・ファミリーならワゴンR・ムーブクラスで十分だし、メーカーでもユーザーでも本気で幼い子供の命のことを考えるならなおさら衝突安全性に力を入れるべきだと思います。
自分もその記事を読んで「たしかに!」と思ったし、「そこまで広いスペースが必要なら1BOXなり普通車なり買えよ。」とも思いました。

 

 

 

Q)あなたはこういう軽を作って売ろうとするメーカーの姿勢、またはそれを好んで買うユーザーをどう思いますか?一応、軽自動車の安全性基準は満たしているのですから、メーカーも購入者も権利内で選択しているのに過ぎませんから問題では無いでしょう。

 

 


ただ、そもそもの軽自動車の安全性基準に問題はあるでしょう。
軽自動車の優遇措置は現在では行き過ぎの感があります。

 


これだけ軽自動車が大きくなってきたわけですし、もう軽自動車の区分を辞めて、平等な制度にすべきだと思います。

 


安全性とコストをバランスさせるべきで、安い分安全でないのではダメでしょう。